音楽療法の職場
音楽療法の職場
ほかに本業をもつケースや、ボランティア活動やNPOの派遣員という場合も多く、それだけで生計を立てるのは難しいのが現状のようなのです。しかし、特に資格がなくても老人ホームなどでは音楽療法が試みられているようです。また、奈良市や岐阜県のように行政による積極的な制度化、病院や介護施設での採用義務化など、今後の積極的な取り組みが期待されているようです。
まだ民間資格の部類ですが、まだそれ程広まっていない分野なので、ねらい目の仕事だと思うのです。音楽療法士とは、自閉症や痴呆症、精神的なダメージを持った人など、心やからだに問題を持った人に対し、音楽を通して心理療法を行い、発達を促したり、からだの機能改善を図ったりする専門家のことなのです。音楽を通して心身に障害をもつ人に働きかけて、回復をはかるようです。資格を取得するには、音楽療法に関する幅広い知識と臨床経験が必要とされているようです。
日本のような懐メロに相当するような歌を歌うといったことは、ぜんぜんなかったようです。セッションが終り、おばあさんたちが帰った後、僕はそのことを、その担当の音楽療法士に聞いてみたようです。日本では、懐メロや昔の学校音楽がよく使われるだが、こちらではそういうことはないのか?と。すると、その音楽療法士は、よくわからなそうな表情で、そういった歌はないし、使うことはない、という返事だったのでちょっと驚いたものだそうです。
というのは、音楽療法の職場は日本ではまだまだ未開拓の部分であるからです。ボランティアの形で行われていることも多いようです。身の回りで、ご自分で職場を探しながら切り開いていくことが大切なのです。けれどもそのときに学会認定の資格を持っていることは、相手からの信用を得る重要な手立てとなると思います。学会では、独自の認定規則によって書類申請と面接試験によって審査しているようです。